- にんにく麹を作ってみたいけどレシピがわからない。
- にんにく麹って何に効果があるの?
- にんにく麹ってどれくらい日持ちするの?
こんにちは!食育・美腸アドバイザーのあさママです。
今回はにんにく麹の作り方について、画像つきで解説していきます。
にんにく麹は作り方が簡単で、夏場は3~5日、冬場は7日~10日ほどでできます。
1回作ると3ヶ月日持ちするので、1度作ってみてくださいね。
ペペロンチーノやアヒージョを作るときにも、にんにく麹とオリーブオイルのみで他の調味料を使わずに美味しく作ることができます。
また、「にんにく麹の効果・栄養素」「にんにく麹を作る際の注意点」についても解説していきます。
それでは本編へどうぞ!
本記事の信頼性
・美腸栄養学の資格保持
・3年前から化学調味料を使わない食生活を実施
・食事改善で、花粉症改善、肌質改善、免疫力向上の効果を体感
にんにく麹の効果・栄養素
にんにく麹の主材料であるにんにくには、アリシン・カリウム・ビタミンB6が豊富に含まれており、冷え性改善・免疫力向上・疲労回復など様々な効果が期待できます。
アリシン
にんにく独特の辛味や香りの元となっている硫化アリルは、アリシンという成分に変化します。
このアリシンは、血行を促進する作用が期待され、血液をサラサラにして、冷え性改善や血栓の予防が期待できます。
また、アリシンには強い殺菌作用があり、免疫力の向上や、がんの予防効果にもつながるといわれています。
さらに、アリシンがビタミンB1と結合することにより、アリチアミンという成分に変わります。
このアリチアミンが血中に長く留まることにより、疲労回復やストレス解消の効果が期待できます。
カリウム
カリウムは、私たちの体にとって必要不可欠なミネラルの一つです。
体の水分バランスを保ち、塩分の摂り過ぎなどによって、溜まった余分な水分を排出する作用があり、むくみの予防・改善につながります。
さらに、正常な血圧を保つ効果もあり、高血圧予防にも効果が期待できます。
ビタミンB6
ビタミンB6は、エネルギー代謝をサポートする働きがあり、特にタンパク質を分解してエネルギーに変え、分解したアミノ酸で筋肉や血液を作ります。
また、ホルモンバランスを整える働きがあり、赤血球の合成にも役立つため、PMS(月経前症候群)の症状をやわらげる働きがあるともいわれています。
他にも、にんにくにはビタミン、ミネラルなどが多く含まれており、様々な栄養素が摂取できる野菜ですが、胃腸への刺激もあるため、一度にたくさん摂取するのではなく、毎日少しずつ摂取するのがおすすめです。
にんにく麹の作り方
5人家族で1か月程度で使いきる量で解説をしていきます。
保存期間は、仕込み時期や発酵具合にもよりますが、冷蔵庫で保存し、3ヶ月以内で使い切るようにしましょう。
手順1 蓋つきの瓶を消毒します。
今回作る量ですと、瓶は800ℊ~1ℓのサイズがおすすめです。
我が家ではパストリーゼ77を吹きかけて、キッチンペーパーで拭いて消毒しています。
しっかり蓋やパッキン部分まで消毒してくださいね。
消毒液を使いたくない方は、煮沸消毒をおすすめします。
酒造会社が作られた、酒造用と同等の上質な醸造用アルコール(100%さとうきび由来)を使用しているため、食品に使っても安心な除菌スプレーです。
手順2 材料を準備します。
にんにくは50g準備しますが、大体まるごと1個分の大きさです。
にんにく:50g
麹:200g
塩:75g
水:260g
今回使用した米麹は白雪印の国産米使用の米麹です。
一袋200gと計らずに使えるのでとても便利ですよ。
お塩はミネラル豊富な天日塩を使用しました。
手順3 にんにくをすりおろします。
にんにくをする時は、接触皮膚炎にならないように、こまめに手を洗うか、手袋をしてすってくださいね。
フードプロセッサーなどでペースト状にしても大丈夫ですよ。
手順4 材料を全て混ぜ合わせます。
消毒した瓶に、すりおろしたにんにく50gと麹200g、塩75g、水260gを入れて、消毒したスプーンで、全体が混ざるように15回ほどかき混ぜます。
これで仕込みは完成です。
蓋をして、直射日光、冷房、暖房に当たらない場所に置き、夏場は3~5日、冬場は7日~10日ほど置いておきます。
お部屋の温度により多少前後しますので、麹が柔らかくなったら完成です。
1日1回、蓋をあけて全体が混ざるように、下から上へ満遍なく15回ほど混ぜてあげてくださいね。
仕込み2日目
全体的にやや緑がかってくることもありますが、品質に問題はありません。
麹が水分につかりきってないところがあったら、お水が麹ひたひたになるまで足してあげてください。
仕込み4日目
麹がだいぶ柔らかくなってきました。
仕込み7日目 完成。
麹が舌でつぶせるくらい柔らかくなったら完成です。
夏場は3~5日、冬場は7日~10日ほどが目安です。
また、にんにく麹が緑色か茶色に変色したら、そろそろ完成の目安なので、一口味見してみてください。
にんにく麹を作るときの注意点
にんにく麹を作る際には、次の3点に気を付けましょう。
- にんにくをすりおろす際には、こまめに手を洗う
- にんにくが緑に変色しても問題なし
- にんにく麹の日持ちは3ヶ月
にんにくをすりおろす際には、こまめに手を洗う
にんにくをすりおろして手が痛くなったことはありませんか?
これは接触皮膚炎というもので、にんにくに含まれるアリシンという成分の殺菌力が強く、皮膚の潤いを保つアミノ酸を破壊し、皮膚の細胞も壊してしまいます。
そのため、やけどと同じような症状がおこります。
一度なると当分痛みが消えないため、こまめに手を洗うか、手袋をして作業することをおすすめします。
にんにくが緑に変色しても問題なし
にんにくをすりおろした際に、緑に変色することがありますが、品質に問題はありません。
これは空気に触れると酸化が起こり、にんにくに含まれる鉄分と結合したため起こる現象です。
しかし、多少鮮度は落ちているため、早めに食べきることをおすすめします。
にんにく麹の日持ちは3ヶ月
にんにく麹を作るときに消毒してあるので、そのままの瓶の状態で、冷蔵庫に入れて3ヶ月ほど持ちます。
緑色になった方は3ヶ月よりも前に食べきることをおすすめします。
期間内でしたら腐ることはほぼありませんが、異臭がしたり、酸味を感じたりするようになったら使用するのをやめましょう。
にんにく麹の使い方
にんにく塩の代わりにはにんにく麹がおすすめですが、生姜の代わりには生姜麹、中華だしを使うお料理にはねぎ塩麹、コンソメを使うお料理には玉ねぎ麹、イタリアンやフレンチにはトマト麹、いつものおつまみに簡単に一癖つけたい時にはニラ醤油麹が活躍します。
お好きなお野菜
オリーブオイル 50ml
にんにく麹 大さじ2
フライパンでオリーブオイルとにんにく麹を炒めます。
お好きなお野菜を入れて一煮立ちさせたら完成です。
ブロッコリーやアスパラなど、固めのお野菜を使う場合は先に少し茹でてくださいね。
お酒のおつまみや、お好きなパンにつけて食べてもとっても美味しいですよ。
パンにつける場合はオリーブオイル100ml、にんにく麹大さじ3~4と少し量を増やしても良いです。
まとめ
今回は、にんにく麹の作り方を解説しました。
この記事通りの作り方で作れば失敗せずに、にんにく麹を作ることができ、長期保存も可能です。
接触皮膚炎にならないように気を付けてお作り下さい。
3児のあさママ食育中では、無添加、無農薬、オーガニックを大切にした記事を紹介しています。
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